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LURSA/BETOR

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ルーサ/ベトール(デュラス姉妹)

ルーサ ルーサ
ベトール ベトール
出身 クリンゴン帝国
受勲
功績等
クリンゴン内戦を引き起こした

ルーサ/ベトール(デュラス姉妹)

ルーサ(Lursa)とベトール(B'Etor)はクリンゴン帝国最高評議会議員であったデュラスの妹たちである。クリンゴン帝国では女性の政治的権限は男性より低く抑えられているもののクリンゴン内戦ではトラル派の実質的な指導者として強い指導力を示した。

惑星連邦、特にエンタープライズ号艦長ジャン=リュック・ピカード大佐の活躍によってガウロン派との戦いに敗れた後は、名門デュラス家の復権に執念を燃やした。

クリンゴン内戦内戦敗北~滅亡へ編者補足


【クリンゴン内戦】

兄、デュラスはクリンゴン最高評議会でも最有力の議員で、その権勢は総裁クンペックをも凌ぐと言われていた。姉妹は自らの一族がいずれクリンゴン帝国の支配者になると考えていたが、兄のデュラスが連邦宇宙艦隊士官であったウォーフの復讐により死亡したことでその望みが絶たれてしまった。女性はクリンゴン帝国の総裁には原則的に就任できないためである。

しかし、デュラスの死によって総裁職を得たガウロンは最高評議会に確固たる政治基盤を持たなかった。これに目をつけた姉妹はいち早く軍権を掌握し、さらにデュラスの権力を後継すべき人物である遺児、トラルを擁立して最高評議会議員達の支持をとりつけた。

ガウロンはデュラス姉妹と評議会議員達の異議を無視し、強行的に総裁職へ就任したため、ガウロンと姉妹の対立は帝国を二分する内戦へと発展した(新スター・トレック』第100話「クリンゴン帝国の危機・前編(Redemption, Part I)」)。

クリンゴン内戦内戦敗北~滅亡へ編者補足


【内戦敗北~滅亡へ】

クリンゴン軍の大半を味方に付け、秘密裏にロミュラン帝国の支援を受けたトラル派(=デュラス姉妹派)はガウロン派に対して優位な戦いを進めていた。しかし、ロミュラン帝国の支援を受けたことで、クリンゴン帝国との同盟関係が揺らぐことを恐れた惑星連邦の介入を許すことになってしまい、その結果、トラル派は形成を逆転されガウロン派に敗れた(新スター・トレック』第101話「クリンゴン帝国の危機・後編(Redemption, Part II)」)。

進退きわまった姉妹はトラルを見捨てて逃亡し、以後、復権を狙いつつ潜伏していた。

2371年、エル・オーリア人のソラン博士と共謀してロミュラン帝国から、恒星の核融合を抑制するトライリチウムを強奪し、その強力な兵器をもって帝国に復権を迫ろうとした。その際、内戦時に苦杯をなめさせられたピカード大佐のエンタープライズ号に遭遇した。

この時姉妹は、D-12級という古い型のバード・オブ・プレイに乗船していたが、本来、D-12級はエンタープライズ号のギャラクシー級に太刀打ちできるほどの能力はなかった。しかし、策略によりエンタープライズ号のシールドを無効化することに成功し、無防備なエンタープライズを攻撃して大破させた。

かつての恨みを晴らし溜飲を下げた姉妹であったが、直後に遮蔽装置の脆弱性をつかれシールドが強制解除されると、エンタープライズ号の反撃を受け呆気無く爆沈。姉妹の復権の夢は叶わぬまま宇宙の塵となった。(スター・トレック:ジェネレーションズ)。

クリンゴン内戦内戦敗北~滅亡へ編者補足


【編者補足】

基本的にクリンゴン女性はアクが強いですが、その中でもこの姉妹は極めて野心的という点で他のクリンゴン女性とは一線を画す存在です。出てくれば悪いことしかしない二人で、劇場版においてもボーグ・クイーンと並び、中心的な悪役を演じた数少ない女性キャラクターとなっています。

ルーサを演じた俳優

バーバラ・マーチ(Barbara March)

ベトールを演じた俳優

グィニス・ウォルシュ(Gwynyth Walsh) (1958~)

クリンゴン内戦内戦敗北~滅亡へ編者補足


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