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HARRY KIM

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ハリー・キム

画像 ハリー・キム
出身 地球
家族 ジョン(父)
マリー(母)
職業 惑星連邦宇宙艦隊士官
最終階級 少尉
受勲
功績等
デルタ宇宙域の横断
主な履歴 ヴォイジャー号作戦士官(2371~2377)
備考 ※家族は名前が判明している人物のみ掲載
※最終階級は劇中で確認できるもの

ハリー・キム

ハリー・キム(Harry Kim)。ヴォイジャー号の作戦士官を務めた。

2349年生まれ。宇宙暦47918(=2370年12月頃)に優秀な成績で艦隊アカデミーを卒業。その直後に少尉として当時の最新鋭艦ヴォイジャー号への勤務を命じられた。

しかし、ヴォイジャー号は作戦行動中にデルタ宇宙域に飛ばされ、同じくアルファ宇宙域から飛ばされたチャコティ率いるマキと合流し、対立していたマキと宇宙艦隊のクルーが協力して地球への帰還を目指すことになった。(『VOY』1,2話「遥かなる地球へ・前編/後編(Caretaker,Part I/Part II)」)

悪友・パリス故郷への思い編者補足


【悪友・パリス】

キムは両親に溺愛され、何不自由なく成長してきた。両親の期待を一身に受け、キムもそれに応えてエリートへの道を邁進していた。彼がいかに優秀な士官であるかは、新任の少尉でありながらブリッジ士官に任命され(他のクルーのように欠員が出た事による臨時職ではない)、夜間のブリッジの指揮を任されることからもうかがえる。

こうした履歴は家族にコンプレックスを抱き、落ちこぼれであったメインパイロットのトム・パリスとはまったく真逆であり、普通に考えればキムはパリスに悪意を抱かれても不思議ではない立場にあった。しかし、生来お人好しであるキムにパリスは敵愾心を抱くことはなく、それどころか二人は大親友になっていった。

空いた時間は揃ってホロデッキへ赴き、20世紀の娯楽作品『キャプテンプロトン』のモノクロの世界で主役プロトン(=パリス)の相棒として悪の帝王ケオティカとの戦いに明け暮れるなど、非常に馬の合う間柄だったようだ。

悪友・パリス故郷への思い編者補足


【故郷への思い】

両親に愛されたキムは、同じように両親を愛していた。キムはその上若く完全に親離れしたとは言えなかったために、家族への想いは誰よりも強かった。そのため、帰る手段が見つかると、それがいかに難しいことでも強行する傾向があった(『VOY』100話「過去を救いに来た男(Timeless)」等)

しかし、ボーグのトランス・ワープ・チューブを利用して地球へ帰還することを未来からやってきたジェインウェイ提督が提案してきた時は、誰よりも故郷へ帰りたい思いを語りながらも、ボーグの脅威を見過ごすことはできないとして、ジェインウェイ提督の提案に迷うクルーたちを説得して思いとどまらせた。

地球へ帰れるとなれば、最も見境がなかったキムからこのような意見が出たことによって、未来の自分の提案に揺らいでいたジェインウェイ艦長はきっぱりとこの提案をはねのけた(『VOY』171,172話「道は星雲の彼方へ・前篇/後編(Endgame PartI/PartII)」)

悪友・パリス故郷への思い編者補足


【編者補足】

典型的なお坊ちゃんといった感じのキムは、曲者ぞろいのヴォイジャーのクルーの中ではかなりの常識人で、アクのなさでかえって目立っている面白い存在です。また、上では触れてませんが、彼もチャコティ並に実らぬ恋に振り回される傾向が強く、最終的にセブン・オブ・ナインと結ばれたチャコティに比べ、最後まで報われなかったちょっと気の毒な人でもあります(もっとも、彼には地球に残した恋人がいるので誰とも結ばれるべきではなかったとも言えるが)。

作戦士官ではあるもののエンジニアとしても優秀であり、惚れっぽい性格、というのは意外にチャーリー(スコッティ)に近いキャラクターかもしれません。

ハリー・キムを演じた俳優

ギャレット・ウォン(Garrett Wang) (1968~)

日本語吹き替え:真殿光昭

悪友・パリス故郷への思い編者補足


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