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STAR TREK:VOYAGERスター・トレック:ヴォイジャー

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STAR TREK:VOYAGERスター・トレック:ヴォイジャー

放映時期 1995年~2001年
(米国)
物語中の年代 2371年~2377年
出演 ケイト・マルグルー
Kate Mulgrew
ロバート・ベルトラン
Robert Beltran
ロバート・ピカード
Robert Picardo
ティム・ラス
Tim Russ

STAR TREK:VOYAGER

『スター・トレック:ヴォイジャー』略称VOY or VGRは『スター・トレック:ディープ・スペース・ナイン』(voy)とほぼ同時期に放送され、劇中においてもほぼ同時期のものを描いた作品で、突如としてデルタ宇宙域に飛ばされたU.S.S.ヴォイジャーNCC-74565の地球に帰るまでの航海の様子を一貫して描いています。1995年から2001年の6年間にわたって放送されました。

ジーン・ロッデンベリーの没後、彼が全く関わっていない初めての作品になりましたが、複雑化したvoyよりも「とにかく地球へ帰る」という分かりやすいストーリーは好意的に受け入れられ、シリーズ初の女性艦長になったキャスリン・ジェインウェイ艦長は、カーク、ピカードら歴代の名艦長に引けをとらない豪腕ぶりで人気を集めました。

ヴォイジャー消息を絶つ未知のデルタ宇宙域ボーグと手を組む!?奇跡の帰還注目のエピソード


ヴォイジャー消息を絶つ

US.S.ヴォイジャーの艦長に選任されたキャスリン・ジェインウェイ大佐にとって、この航海は彼女のキャリアの一通過点となるだけのはずだった。しかし、反カーデシアのレジスタンス組織“マキ”の船を捜索するだけだったはずの任務は思わぬ形で大きく変更されてしまう。

なぜなら、ヴォイジャーは一瞬にして本来の任地である連邦・カーデシアの緩衝地帯から7万光年離れたデルタ宇宙域の片隅へと追いやられたからだった。

これは、管理者と呼ばれる異星人の仕業だった。管理者はオカンパと呼ばれる星の超能力を持つが非常に短命な住人を文字通り管理、保護している者で、寿命が尽きようとする中、様々な場所から自らの後継者たる異星人を探していたのだった。

しかし、ヴォイジャーを呼び寄せて間もなく、管理者の寿命が尽き、帰る術を失ったヴォイジャーは7万光年の途方もない帰途につくことになったのだった(シーズン1、1,2話「遥かなる地球へ(前編/後編)」)

デルタ宇宙域へ飛ばされたヴォイジャーのクルーは、その多くが犠牲になり、欠員が多く出た。そのため、先に捕らわれていた“マキ”のメンバーをクルーに加えたイレギュラーなクルーの構成となった。副長は“マキ”のメンバーで艦隊士官だったチャコティ、沈着冷静なバルカン人のトゥヴォック、卒業したてのエリート少尉ハリー・キム、医療士官が全滅したため事実上の船医として活動することになった緊急医療ホログラムのドクター、“マキ”のメンバーで機関部長に抜擢されたクリンゴンと地球人のハーフであるベラナ・トレス、提督を父に持ちながら艦隊になじめなかったはねっ返りのトム・パリス、さらにデルタ宇宙域の種族であるタラクシア人のニーリクス、オカンパ人のケスも加わり、ヴォイジャーのクルーには艦隊史上まれにみる統一感のないメンバーがそろった。

ヴォイジャー消息を絶つ未知のデルタ宇宙域ボーグと手を組む!?奇跡の帰還注目のエピソード


未知のデルタ宇宙域

デルタ宇宙域はボーグが根拠地とする危険な宇宙域だ。だが、危険はボーグだけではない。民族規模で不治の病に侵され、生存のために臓器ハンターとなったヴィデア人、野蛮で好戦的な種族ケイゾン、あらゆるものを狩る狩猟民族ヒロージェンと、ヴォイジャーを取り巻く状況は常に危機的なものだった。
しかし、ジェインウェイ艦長は様々な立場にある複雑な事情を抱えたクルーたちをその辣腕で見事にまとめあげ、それらの困難を乗り越えるに足る強力なチームへと成長させていった。

ヴォイジャー消息を絶つ未知のデルタ宇宙域ボーグと手を組む!?奇跡の帰還注目のエピソード


ボーグと手を組む!?

惑星連邦にとって不倶戴天ともいうべき宿敵ボーグ。しかし、ジェインウェイ艦長は思わぬ形でボーグとの協力関係を築くことになる。ボーグが異次元宇宙に住む生命体8472との戦いで敗北したのだ。
破壊された大量のボーグ艦を目の当たりにしたジェインウェイ艦長は、ヴォイジャー単艦では歯が立たないボーグ艦の大艦隊をせん滅できる未知の脅威を認識し、これに対抗し、かつ、ボーグに“貸し”を作るべくある秘策を実行に移す。その秘策とはボーグとの対生命体8472共同戦線の構築だった。

宿敵同士の本来ありえないはずの同盟により、この危険な生命体を異次元空間へと押し戻すことには成功した。だがそれは、共通の敵が去ったことによってボーグが再びヴォイジャーの前に立ちはだかる最大の脅威となることを意味していた。

しかし、この短い期間の同盟がもたらしたのは一時的なボーグとの対立の解消だけではなかった。同盟の中でヴォイジャーは思わぬクルーを迎えることになる。それは、かつて地球人だったボーグ・ドローン、セブン・オブ・ナインであった。これにより、ヴォイジャーは、初めて元ボーグのクルーを迎えた連邦宇宙艦となる(シーズン3、68話,シーズン4、69話「生命体8472(前編/後編)」)

新たなクルーを迎えた一方で、ドクターの下で助手を務めるなどしたケスがコントロールしきれないほどの強力な超能力を身につけてしまい、自らヴォイジャーを去る決意をする(シーズン4、70話「ケスとの別れ」)。いくつかの出会いと別れを迎えながら、ヴォイジャーは再び地球帰還の途につくのだった。

ヴォイジャー消息を絶つ未知のデルタ宇宙域ボーグと手を組む!?奇跡の帰還注目のエピソード


奇跡の帰還

2394年、ヴォイジャーはついに地球に帰還する。ジェインウェイ艦長はその功績を称えられ提督へ昇進した。それから10年。彼女の心は決して晴れやかなものではなかった。

ジェインウェイは23年間の苦難の航海の中でクルーの多くを失ってしまった。特にセブン・オブ・ナインを失い、彼女を愛したチャコティが失意のうちに亡くなってしまったことや、トゥヴォックもバルカン人特有の病にかかり、今では半ば廃人となってしまっていたことがジェインウェイの心に大きな影を落としていたのだ。

だが、ジェインウェイはこの現状を覆すことに挑戦する。時を遡り、危険を承知でボーグが持つトランス・ワープ・チューブを利用してヴォイジャーをより早く帰還させるという途方もない挑戦だ。時間法を無視し、あるいは誰かの“未来”を奪う決断だったが、彼女はあくまで自分にとって、より良い“過去”を取ることを選んだのだった。

はたして過去へ遡ったジェインウェイ提督は過去のジェインウェイ艦長にこの計画を打ち明けるが、銀河中にボーグの脅威をもたらすかもしれないトランス・ワープ・チューブとそれを管轄するハブの存在をジェインウェイ艦長は無視できずに、むしろ破壊を主張する。

対立する二人のジェインウェイの主張。今の帰還のために先の脅威を放置するか、それとも、先の脅威を除くために今の帰還をあきらめるか。ジェインウェイ艦長の選択は…?(シーズン7、171,172話「道は星雲の彼方へ(前編/後編)」)

ヴォイジャー消息を絶つ未知のデルタ宇宙域ボーグと手を組む!?奇跡の帰還注目のエピソード


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